ペンハリガンは“イギリスに行ったら買いたいものリスト”の一番上に書いてあるぐらい気になっていたブランド。香りもの大好きなので、新作発表会へわくわくしながら行ってきました。
この日はコベントガーデンの本店でも働きながら世界を飛び回っているというクレッグさんとPRの方から、贅沢にも直々にレクチャーを受けることに。
ブランドの歴史は古くて、ペンハリガン氏が1860年代後半に理髪店を開いた事から始まって、1872年にターキッシュバスの湯気や独特の香りに出会ってハマン ブーケの香りを初めて作ったそうです。
イギリスで一番人気の“Artemisia"、日本で人気の“Ellenisia”、森に咲く ヒヤシンスをイメージした“English Bluebell"、エキゾチックなアンバー、ムスクの“Malabah"、サフランの効いた"Lilly & Spice"、クラシックな“Elisabethan Rose"を試していったのですが、どれも香りが何層にもなってるような、深みがある香り。
例えば私はローズの香りってちょっと苦手なんですが“Elisabethan Rose"はムスク、アンバー、サンダルウッドがベースになってるせいか良い香り!と思ったし、ペンハリガンの香りは○○系が好き、苦手、というのを良い意味でひっくり返される感じだったので、あえてこだわりを捨てて色々トライしてみると良いのかもと思いました!
ボトルもひとつずつ違って素敵。王室御用達なだけあって、香りもデザインもどこか品があります。
ちなみに香水の着け方は色々ですが、一番良いのは、まずスプレーしたら20秒ほど置いてから香りを確かめてみる事(スプレー後すぐはアルコールが強いから)、手首に着けてこすり合わせるのは香りを潰してしまうのでNG、あと耳の後ろもあまり良い香りになる場所ではないのでNG、なんだそうです!
ラストの香りはメインの新フレグランス、ピオニーヴ。日本語では芍薬の花です。調香師はオリビエ・クリスプさんが努めたそう。スミレの葉から始まって、ピオニー、ブルガリアンローズ、ラストはムスク、カシミアウッドなど。これも一言でフローラル系とは言えないような、華やかな香りです。
最後にずらっと並んだフレグランスの中から、クレッグさんが私に合うものを選んでくれました。雰囲気やファッションから判断するらしく、しばし眺めた後、au sans parelという香りを渡してくれたんですが、この日試した中でもまさにこれ好き!と思った香りだったからびっくり。さすがプロ!トップノートがパイナップルやマンダリンの、トロピカルで甘い感じの香りです。
コベントガーデンのお店では個室で2時間くらいかけて、どんな香りが好きかなどコミュニケーションを取りながらセッションをしているそうです。こんな風に選んでもらった物だと本当にスペシャルな香りになりますね!
イベントは自由が丘の紅茶専門店、セントクリストファーガーデンで行われました。いかにも英国な雰囲気でイギリスが恋しくなります。 今度はスコーン&3段トレイのアフタヌーンティーをしに行きたい!期間限定で上記のピオニーヴの紅茶なども登場するそうなので、 気になる方は是非。優雅な時間が過ごせます♡