2011/05/18

vivian girls / henry darger展


先日、とても行きたかったヘンリー・ダーガー展に滑り込みで行ってきました。
彼は身よりがなく掃除夫として働きながら、vivian girlsという7人の少女戦士が子供達を救うため戦うという自作のストーリーに基づいて、膨大な数の絵をひっそり描き続け、
誰にも知られないまま一生を終えたのですが、死後、部屋片付けに入ったアパートの大家さんによって発見され、アウトサイダーアートとして注目されるようになったそうです。

アウトサイダーアートとは、芸術を学んだ事もなく、名声を目指すでもなく、芸術の流派などにも一切捕われずに自然に表現した作品の事を言うそうですが、捕われるものが無いせいか一貫性があるし、惹かれるものがあります。

ヘンリー・ダーガーを知ったのは多分7、8年前のSPURの4ページぐらいの記事だったのですが、なんとなく好きで気になりスクラップしていたものの、美術館に行っても見かけた事もなかったし、接点がなかったのでまさか今見ることになるとは思ってませんでした。
彼の絵は横長に大きく紙をつなぎ合わせたような作品が多く、ほとんど鉛筆のようなもので書かれていて上から絵の具を重ねてあったのですが、絵が端から端まですごく細かくて、写真ではそこまで分からなかったので実物を見れて良かったです。

今はネットがあるので情報が簡単に手に入るけど、音楽もアートもファッションもカルチャーも何もかもですが、実際に体験して分かる事って絶対あると思うし、何より一番刺激を受けられるので、これからも気になる物は出来る限り目にしていきたいなーと、そんなことを思った日でした☆

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